「キッチン道具ファン」は、料理と道具好きのライターが、キッチン道具の選び方や使い勝手などを紹介するサイトです。職業ライターとして、雑誌やウェブサイトなどで料理道具や調理家電などの記事を書くことが多いので、いろいろな情報や知見、実際に使ってみた経験などがたまってきています。そうした情報をご紹介することで、キッチン道具選びの手助けになればいいと思います。

何を選んだらいいのかわからない

たとえば鍋やフライパン、包丁などを買おうと思っても、種類が多すぎて、何を選んでいいのか分からない人もいます。そんな人に向けて、種類や素材の違い、それによって何が違うのかなどを紹介します。もちろん調理道具などは100円ショップでもスーパーでも揃うので、そういったものを買って、だめになったら買い換える、という人も少なくないと思います。

それはそれでありですが、安いアイテムは使い勝手がイマイチなものも多いのです。それしか使ってないと気づきませんが、いい道具を使ってみるとその違いが明確に分かります。いい道具を買うと、使いやすいし、使うのが楽しくなるし、料理をしたくなるのも事実です。

たとえばフライパンは、1000円も出せばスーパーでフッ素加工のものが購入できます。はじめは使いやすいのですが、使っているうちにフッ素加工部分に傷がつき、焦げ付いてきて、フッ素加工がはがれて、そのうち買い換えになります。早ければ半年ほどだし、1年や2年くらいで買い換えることも少なくないでしょう。使いやすくていいのですが、短期間で買い換えるのもエコじゃないし、フッ素加工を長持ちさせようと思うとけっこういろいろ面倒です(たとえば強火で使えないとか)。

一方、鉄のフライパンは数千円でも購入できます。これはこれで、はじめは慣れが必要ですが、よく加熱してから、きちんと油を引いて使えば使いやすいフライパンに育ちます。仕上がりもふっくらとするなどメリットがあります。もし焦げ付かせてしまっても、金属たわしでごしごしやれば復活します。ふつうに使っていれば10年や20年、あるいは一生使えるでしょう。鍋も包丁も実はこれと同じなのです。

結局いいものを買った方が長持ちで快適

調理器具って一度買うと、壊れたりしないかぎりずっと使い続けてしまうことが多いのです。どこの家庭にも20年クラスの鍋があったりしませんか? それなら結果的にはそれなりにいいものを買うほうが、長持ちするし、快適に使えることが多いのです。

そういうキッチン道具についてのあれこれをご紹介していきます。料理をする人、または道具好きの人の役に立てれば幸いです。

→なお、ご参考までに筆者がふだん作っている料理や子どもの弁当などを紹介しているInstagramがあります。興味がありましたらこちらからアクセスください。