保存にも調理にも!野田琺瑯のホワイトシリーズ

 野田琺瑯のホワイトシリーズは、冷蔵庫用の保存容器として2003年に登場したロングセラーアイテム。単に料理を保存するだけでなく、調理器具としても使える万能製も評価され、料理好きやプロからの支持を得て多くのキッチンで使われています。鍋やフライパンといった調理器具だけでなく、こうした調理小物の使い勝手が、キッチンの使いやすさや料理の効率も左右します。今回はこの使い道の広いホワイトシリーズについて紹介しましょう。

琺瑯ならではの便利さが光る

 野田琺瑯は1934年に創業された琺瑯製品メーカーで、80年以上の歴史を誇り、今なお国産の手作業で丁寧に作られています。琺瑯加工とは金属素材にガラス質の釉薬を高温で焼き付けてコーティングしているものです。酸や塩分に強く、臭いも移りにくく、汚れも落としやすいメリットがあります。

 こうした特性が保存容器として最適で、漬物やピクルスなどの臭いのつきやすいものや、煮卵など容器に色移りしそうなものでも安心して使えます。油の多い料理を入れても、汚れがさっと落ちるので手入れが楽なのもうれしいところ。

 また保温性や保冷性にも優れるため、容器に入れたまま、食器としてテーブルに出してもいいでしょう。さらに直火やオーブンで使用できるのも便利です。冷蔵・冷凍保存した料理を直接火にかけて温め直せたり、そのまま小さな鍋として調理に使用することもできます。できた料理をそのまま食器として出し、余ったらフタをしてそのまま冷蔵庫にしまうといった使い方もできます。

 グラタンなどはそのままオーブンにかけて作れますし、パンやケーキの型として使うこともできます。ゼリーなどを作るのに加熱をして冷蔵庫に入れて冷やすのにも最適です。ただし琺瑯製品は電磁波を防ぐので電子レンジには使えません。

 保存容器には、ほかにガラス製やプラスチック製のものがあります。ガラス製は酸に強く臭い移りもしません。直火での使用はできませんが、電子レンジは使えます。ただし重たいことと、割ってしまう恐れがあるというデメリットもあります。

 プラスチック製は、軽くて価格も安いので手軽で、電子レンジでも使用できます。しかし臭いや色移りすることがあり、汚れを落ちの点でも琺瑯やガラスに劣ります。ガラスやプラスチックは透明なので、冷蔵庫などに入れたときには中身がわかりやすいのも利点です。

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 それぞれに一長一短はありますが、保冷容器としての機能の高さ、食器や調理器具としても使える利便性と、長く使い続けられるという点において琺瑯容器のよさが光ります。実際にホワイトシリーズを使ってみて、その使い勝手のよさについてみてみます。

種類とサイズのバリエーションが豊富

 ホワイトシリーズには、さまざまな形状と種類が用意されています。長方形のレクタングルには浅型と深型があり、正方形型のスクウェア、円形のラウンドなどがあります。それぞれにS、M、Lなどの複数のサイズが用意されています。大きさも食材や料理の量によって選択できます。たとえば、下ごしらえなどにバットとして使用するには浅型が便利で、煮物など水分の多いものを入れるには深型などの使い分けをすればいいでしょう。

酸に強く、匂いが移らない

 今回はさまざまな大きさと形の容器を使って、いろいろな食材や料理を入れてみました。レクタングル浅型のLには、酸に強いという特性を活かして野菜のピクルスを作ってみました。プラスチック製のものでつけると臭いが容器に移りますが、琺瑯ならその心配がありません。

 浅型のSではグレープフルーツのゼリーの材料を入れ、冷蔵庫で冷やして固めています。これもガラスやプラスチックよりも早く冷え固まるようで、取り分けるときもきれいにすくえます。

直火でもオーブンでも使える

 レクタングル深型Mでは、グラタンの材料を入れて、そのままオーブントースターに入れて作ってみました。また煮込みハンバーグは、直火で再加熱して温め直すことができます。オーブン加熱や直火などでそのまま調理できるのは実際に使ってみると非常に便利です。

器としてそのまま使ってもいい

 作った料理を容器に入れて保存して、そのままテーブルに食器代わりに使用する例も写真で示しました。ホワイト一色のシンプルなデザインだけに、料理を引き立て、テーブルにそのまま置いても美しい。ホームパーティなどでも大皿の代わりに使えるでしょう。

作り置き料理で日々の負担を軽くする

 最近では作り置きがちょっとしたブームになっています。時間のある週末にいくつかのおかずを作って、容器に入れて保存しておけば、ウィークデイの夕食のおかずはそれを温め直して並べるだけですみます。弁当を作るのも簡単に。共働きの家庭で日々の家事の負担を軽くする、とても有効な方法です。

 こうした作り置き料理の保存に便利なのがこのホワイトシリーズで、フタをすれば冷蔵庫でも積み重ねて並べられます。それぞれのサイズや形状のアイテムを単品で購入できるので、冷蔵庫のサイズや使い勝手に合わせて選択できます。またフタについてはプラスチックのシールフタのほかに、調理に使える琺瑯のフタや、液体がこぼれにくい密閉フタも用意されています。こうしたオプションのパーツなども単品で購入できるのも地味に便利ですね。

 野田琺瑯のホワイトシリーズは、下ごしらえや調理、保存を兼ね備えた便利なアイテム。キッチンにこのシリーズが並んでいると、調理の効率も上がるし、料理上手に見えたりもします。用途の広いアイテムだけにぜひそろえたいです。

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